どのメーカーの菌糸ブロックであっても共通する事ですから詰め替えが上手く行かないとき見直してみると良いでしょう。

●空気の綺麗さ

菌糸は発菌する際に結構な呼吸量がありますので発菌場所の空気の質が大きく左右してきます。特にブリードルームの場合は衛生面で難がありますので空気の質が悪く浮遊カビ菌が多いと発菌が途中で止まる。発菌に時間がかかる等の症状が出て発菌が弱まります。

●温度帯

だいたい23度〜26度くらいで、高くても28度くらいまでで押さえます。
より低く温度変化の幅が大きいときのこの芽が出ることがあります。

●ボトルの配置

発菌中のボトルは発熱しますのでボトルの間は1センチくらい隙間を空けて互いのボトルが干渉しないようにして発菌させます。密着しているとその部分は熱により発菌が弱くなります。

●酸欠

発菌には十分な酸素が必要です。
酸素が足りないと発菌に時間がかかります。

密閉された空間で発菌させる場合。
空間の大きさに対して発菌させるボトルの量が多い場合。

注意が必要です。

ちなみに当店発菌ルームは約4畳ですが、ここで締め切った状態で300ほど発菌させると酸欠になります。ガラス温室等の場合も少し隙間を空けないと酸欠になります。

オガの詰めすぎでも酸欠になります。粒子の大きさや水分量に合わせてご使用の菌糸に合わせて詰めすぎないように注意しましょう。

●ボトルの汚れ

PPボトルを何度も使い細かい傷が付いてくると洗っても汚れが落ちないためその部分やその周りが黄色く変色します。匂いも付きやすいのである程度使ったら新しいものに交換が望ましいです。

ちなみに販売菌糸はメーカーから届いた空のボトルに洗うこともせずそのまま詰めていますが今までトラブルも無くちゃんと発菌してきます。私が使用するボトルは水洗い後、室内に逆さまに積み上げ長期保管してものにそのまま再洗いせず詰め替えていますが全く問題は発生していません。


菌糸の発菌が思わしくない場合その原因は目に見えないため特定することが簡単ではありません。もちろん菌糸そのものに原因がある場合もありますが、種菌メーカー提供の1次的な種菌使用している場合、基本的には菌糸が原因の確率は少ないようです。

トラブルに陥った場合、発菌場所を変えてみる。事が大切でこれの比較から原因を探っていきます。

綺麗に回っていたブロックを詰め替えて青カビにやられたという場合、大きな原因が潜んでいる可能性があります。