もう何年になりましょう。
YGの飼育とともにHS菌糸を全面的に使用してブリードを行ってきました。
そしてワイドカウさんがギネスを取ってからHSも急激に売れるようになり供給が間に合わないことが増えてきました。

HSは超大型個体を無事羽化させる確率を考えたときにおそらく現在最高峰の性能を持っている菌糸だと思います。
私も気に入って使っていますし、お客様にも自信を持って進められます。

また、菌糸をお客様に販売する立場としてはどうしても菌糸があれば私の使用分は差し置いてもお客様に優先して販売を行うことになります。
1本目使用時期をずらすために菌糸プリンカップを使用して飼育したら結局菌糸不足が解消されず1ヶ月半もプリンカップに入っていたとかいろいろとありました。

そんなこんなでHS販売開始後ブリードは思うように行かずもどかしい数年間を過ごしてきました。

昨年秋の3ヶ月にわたる品不足。そして今年6月からのトップシーズンにおける品不足。

これが私にとって転機になりました。

今年は86ミリ85.8ミリと完品ではありませんが、ブリードに使えそうな個体は羽化してきましたが、トップブリーダーの皆さんと実績の部分で差が開きすぎた感があります。

この差を少しでも詰めるべく昨年から少し補強をしておりますが、HSが品薄な時にどうするのか?HS以外の菌糸で大型個体を羽化させられるのか?を含めて過去の経験と知識をフル動員して考えました。

考えた結果、HSが品不足な時に私の使用に対してある程度満足な結果をもたらしてくれる菌糸を新しく導入するという結論に達しました。

菌糸が不足しているときに調達することが必要になりますのである程度の供給量が確保されている。
菌糸としての製品が悪くない。
が最低限必要になります。

そこで私が選んだのが大夢です。

大夢はレギュラー菌糸として有名ですが、客観的にHSと比較するとどうしてもいろいろな面で差が目につきます。

そのため私がHSの品不足の時に重量級の幼虫を任せられる状態にグレードアップするため試行錯誤しながら調整中です。ほぼ仕様は決まってきましたので最後の調整中です。

いくら調整しても幼虫の大きさ以外の安心感や使用感という部分ではやはりHSには及びませんが。

この菌糸を
大夢改 Choshi−Spec ( 略称 CS )

と名前をつけておきます。

年明けに早期羽化♀を少し販売する予定でいますが、1本目の大半が6月から7月にかけての品薄に伴いCSに入っている関係でこの早期羽化メスはこのCSで羽化したメスになります。

そして今後、私のブリードリスク回避のために菌糸はHSとCSの二本立てのブリードに移行していきます。

ほんとオオクワガタのブリードは悩ましいです(笑)